vol.3 ライター

それではライターはどうか?
ワタクシは愛煙家であり、従ってライターを所有する者である。

  • 庶民のジッポ
火を着ける道具は、ライターであり、ロンソンでは無く、zippo である。
zippoは、通常の真鍮にクロム鍍金のモノに加え、純銀、純銅、純チタンのモノを所有している。
zippoには純金のライターが存在する事も知っているが、高価過ぎる事、zippoの性格にそぐわない事から購入を見送っている。
  • 失墜したロンソン
ロンソンは、そのラインナップに問題があった。
ワタクシの所有しているアルミニウムのオイルライターは、その精度、強度のいずれにも不満足である。
ラインナップに banjo を形取ったライターがあるが、未だに購入するに到らないのは貧弱なアルミニウムを持ってしまっている事に起因する。
堅牢、モダンで良質なメーカーのイメージを自ら落としてしまっているのである。
  • 憧れのブランド
高価なライターであるダンヒルカルティエであるが、流石に持った時の重厚感が素晴らしい。欲しいライターである。
陳腐なラインナップを持たず、高品質のライターを世に送り出している姿勢は素晴らしい。
オイルライターとガスライターを比較した際のガス式の欠点は、パッキンの劣化によるガス漏れと、ガスボンベからガスをチャージする時のアダプタの醜さ。(尤もこれは、ライターの欠点では無い。ライターにガスをチャージするという儀式的行為の中に発生する不満であり、ライターに責任は無い。)
ダンヒルも、カルティエもライター部の蓋を跳ね上げて着火させる仕組みであろうが、ヒンジ部、バネの劣化によるガタ付きが心配である、
ダンヒルカルティエは所有した経験が無く、従って分解をした事が無いので推測ではあるが、火打ち石を使用している為、カスがガスの吹き出し口に溜り易く、定期的なオーバーホールが必要であると思われる。
zippoはその点、自分で整備出来るので便利である。
とは謂え、10年は楽に継続使用が可能であると思われ、神器として認定する資格を有していると言えよう。
但し、昨今の状況を考察するに、喫煙に対する社会の認識が変化している今、神器度数は、下降気味ではあるが...

[三種の神器]vol.4 に続く