今年最初のお買い物

  • 情けない皮ジャン

高校生だった時分、友達が着ていた皮ジャンが非情にオサレに見えて、皮ジャンさえ着ればワタクシだってきっとオサレさんになれるに違いないと思い込み、皮ジャンを早速、駅前のデパートで購入した。
購入のポイントは値段のみ。
近所のジジイが着ている様な、ペラペラの黒の皮ジャンだった。
1万円だったと思う。
着込んでも着込んでもサマにならないその皮ジャンは、1シーズンで棄てた。

  • 憧れの AVIREX

次に購入したのは、上野のアメ横だった。
値段は忘れたが、そうそう高いものでは無かったハズだ。
ポパイ?か何かのファッション情報誌で少しはマトモになったワタクシのファッションセンスではあったが、購入したのは、無名の牛革だった。
AVIREX や、Shott に憧れたワタクシだったが、袖と、裾の部分のリブが信用ならず、袖は、フック付き、裾はゴム入りの皮製のジャケットを購入したのだ。
これは、結局3年位着た。
バイクに乗る際は、割と重宝した。皮ジャンはやっぱり、バイク乗りの為にあると思った。
着なくなったのは、バイクを手放した為と、裾が微妙に長く、カッコ悪かった為だ。
こいつもサマにはならなかった。

  • 似合わない皮ジャン

そんなこんなで、遂にブランド物に手を出した。
Shott のダブル・ライダース!
そこそこの値段で買った。
惚れ惚れするほどカッコ良い、Shott のライダース!

似合わない..._| ̄|○

ワタクシのスタイルには余りにも似合わない...
髪型とか、体型とか、どう言う風に着たら、似合うんですか? コレ?
売りたい...売ってしまって、もっと似合う人に着て欲しい...
今も手許に置いてある。

  • そして A-2

成人の日のアメ横は、いつも通りの人込み。
ジーンズを購入する為に訪れたアメ横だったが、とある店の前を通り掛かった時にワタクシは目を疑った。
10,500円!
L.L.Bean の、A-2 のレザージャケットであった。
ライナーはシンサレート。
袖口と、裾は、リブ編み。
色は、明るい茶色と、焦げ茶色の2色。
羽織った瞬間、雑念が過ぎる。
また、Shott の二の舞になるんじゃないか?
一万円だったら、ダメージは少ないな...
日本の衣料であれば、MかLのサイズのワタクシだが、米国のサイズ表示のこのジャケットでは、Sを選択した。
ジャケットに素材表示が無かったので店員に何の皮なのか聞いたら、ラムだと答えた。

http://www.llbean.co.jp/webapp/wcs/stores/servlet/CategoryDisplay?catalogId=1&categoryId=23786&storeId=1

上記の URL と同じジャケットだと思うのだが、もし同じなら、ラムでは無く、山羊である。更にウレシイ。

日本円で、54,000円のジャケットが、10,500円で購入できた訳だ。
ちなみに、米国価格は、$275.00 だそうだ。安い!

http://www2.llbean.com/product/23786.htm

  • 安い訳

このジャケットは、米国でデッドストックになっていたものを安く買い叩いて仕入れたそうだ。
恐らく、長い事、畳まれた状態で放置されていた為、襟回りが型崩れを起こしている。
山羊皮とは言え、一度ついてしまったクセは、元に戻らない様に思える。
どうせ、着ている内に、ヤレてくるハズなので、気にしない事にした。
まだ、着ている自分の姿を鏡でしげしげ眺めていないのだが、似合うと思う。
きっと似合っているハズ。
これに、Levi's 501 を合わせる。
そうなると、Red Wing の赤いワークブーツが欲しい。
欲しいなぁ...