青色LED訴訟

  • NEWSソース

経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/elec/351192

  • あるコメント

取引先との歓談中、青色LED訴訟の話をした。

技術系Aさんのコメント

「自分が開発した商品は、ヒット商品になり、10億円を超える売上に貢献したが、それに対する褒賞は1万円であった。当時は、会社に更なる褒賞を求める事などは存外であった。8億4千万円に対しては、対価として安いと思う。和解せず白黒をはっきりさせて欲しかった。」

営業系Bさんのコメント

「中村教授の発明のみで、製品を販売する事は不可能。販売するのは営業。自分も給与を遥かに超える利益を会社にもたらした事があるが、それに対し対価を求める事は存外である。中村教授に対し、莫大な対価を支払うのであれば、それに関わった全ての社員に対し、褒賞を与えねばならず、現実的ではない。」

結局この一件は、それぞれの立場によって、受け取り方が異なるのだろう。

会社経営に携わる側の人間としては、この様な莫大な褒賞は論外であろうし、マスコミの報道も、そちらに誘導しているフシも見られる。
一方、技術系雇用者としてみれば、なるほど、この様な褒賞が認められるのだと開眼するかも知れない。
会社の立場でモノを捕らえるか、個人として捕らえるかの違いなのだが、終身雇用制度が崩壊した現在では、いつ放り出されるか分からないのであるし、貰えるモノは貰える時に貰って置きたいものだ。