鶏肉って安全なの?
id:inosukeさんの質問が面白く、ワタクシも色々調べてみました。
id:inosukeさん、気を悪くされたらゴメンナサイ。でも、結果的にid:inosukeさんのコメントとは正反対の感想をワタクシは持ちました。
たまご屋おやじの独り言のページ02/07/13 によると、
最近出来た300万羽収容のウインドウレス鶏舎の費用は3000万ドルと言はれて居ます。サンパウロ州は日系人が主体の養鶏ですので、一度に大型化するような日系人資本家は居ません。現在ブラジルで一番のネックになって居る事は、鶏卵消費が国民一人当たり年間90個ですので直ぐ生産過剰になります。十数年前は110個の消費でしたが、コレステロールの問題から立ち直れないのが現状です。これに対してブロイラーの生産と消費は大変な伸びで、北米と競合するまでに発展して来ました。
現在ブラジル養鶏界はガンボロ病が猛威を振るっていて、大型養鶏家や一般養鶏家は
戦々恐々です。
またid:cantare さんが調べてくれたページによると、
ブラジル鶏肉産業の概要によると、
50羽未満 = 2,182.100戸 (69%シェア)
1万羽以上 = 14,100戸 (0.4%シェア)
である。
圧倒的に、零細養鶏農家が多いのが伺われる数字である。
しかしながら、飼育されている鶏の数は、
50羽未満 = 503,000羽 ( 7.0%シェア)
1万羽以上 = 5,109,000羽 (71.7%シェア)
と、僅か、0.4% の養鶏農家が、全体の7割以上の鶏を飼育しているのである。
引用になるが、
(2)飼養規模
全国の鶏の飼養羽数を規模別に見ると、50羽未満の戸数が全飼養戸数の69%を
占め最も多いが、1万羽以上の飼養層が全飼養羽数の71%を占めている。
なのである。
また、節子の鶏鳴日記2004年04月ログによると、
抗生物質アボパルシン
1969年放線菌から発見され、米国製薬メーカーが商品化した鶏用飼料添加物アボパルシンが欧州で多用され、デンマークでは病院使用のバンコマイシンの量の1000倍以上を飼料に添加したという。
2002年までにフランス、タイ、中国、ブラジル産の鶏肉およびドイツ産の豚肉からVREを検出
とあるので、主に輸出向け(と言うか大手商社向け)に生産している、上記の大手養鶏農家の鶏が薬漬けになっている可能性は著しく高い。