上海新天地でお食事

banjo2004-10-28

ワタクシはどちらかといえば、保守的な人間なので、上海新天地の様な新しい観光スポットには興味が無い。

http://www.japandesign.ne.jp/HTM/MATES/37/

今回同行した中国人のスタッフがどうしても行って見たいと言うので、頑張ってくれたお礼も兼ねて、新天地で食事をする事にした。
新天地は、こういう場所に疎いワタクシから見ると、上海の原宿だ。
オサレな店が軒先にオープンカフェみたいにテーブルを出して、様々な人種の人間が談笑している。テーブルに着いているその8割は欧米人種。
中国人は、新天地の界隈をぶらぶらと練り歩いているが、席に着いて食事をしているのは少ない。
一番人気が高いのは、トラディショナルな中華料理みたいで、2時間待ちと言われ絶句。まあ、仕方が無いので他の店に入る。
透明思考(TMSK)。所謂、ヌーベル・シノワーズ、新中華の店である。

http://www.h3.dion.ne.jp/~pekochan/sekairestaurant/tomeisiko.htm

で、メニューを見て気絶...

高い... _| ̄|............○

料理の味は、まあまあ。
そのメニューの価格から料理を期待すると、悲しい思いをする。

そこそこの人気のあるTMSKは、ひねくれ者のワタクシの目には、店の凝りに凝ったデザインが、ヘンテコに映るのだ。
例えば、皿にくっついている、ちっちゃなオブジェ。
例えば、テーブルのアレンジ。
例えば、無意味に長く太いオミヤゲ用のマッチ...
デザイン先行で、機能性が損なわれている様に思え、一生懸命一流の雰囲気を醸し出そうとしている変な頑張りが痛々しく思えて来てしまう。
トイレで手を洗う際の自動給水システムは◎。面白い。

話のタネにはなるのだろうが、余りにもデザインに走り過ぎた。
料理はもっと精進して欲しい。
価格的に、ワタクシが払った金額の 1/3 程度の価値しか見出せない。
お金持ちのボンボンが田舎の女の子を口説くには、利用価値のあるレストランかも知れない。