ビールにホルムアルデヒド

上海のアパートに入居した際、各部屋に家具が備え付けてあった。
そのうちの一つが刺激臭を放ち、目がチカチカして痛い程だったので交換して貰った。
日本で言うシックハウスだったのだと思う。
家具の接着剤や塗料に含まれるホルマリンが原因であったのだろうが、そのホルマリンが今度は、ビールにまで含まれていると言う。

記事によると、中国のビール製造業者はビールの沈殿物除去のため、人体に無害なシリカゲルやPVPPの代わりに、コストが数十倍安いホルムアルデヒドを使用しているという。

ワタクシがショックだったのは、中国食品安全法で、ビール製造過程におけるホルムアルデヒドの使用が認められていると言う事実だ。
使われてしまえば、管理の甘い中国の工場で基準値など守られるハズがない。
人体への影響よりもコスト重視なのが中国流。

それとも、生産量世界一のビール業界が裏金を使って認めさせていたのか?

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=65384&servcode=400§code=400

中国で市販されている中国国内産ビールの約95%に、人体に有害なホルムアルデヒド成分が多量に含まれていることが明らかになったと、捜狐インターネット新聞が重慶商報を転載して8日報じた。

ホルムアルデヒドは発がん性が疑われる物質で、ヨーロッパはもちろん、国内でも使用が禁止されている。 これを受け、政府は今後輸入されるすべての中国産ビールに対し、ホルムアルデヒドが含まれているかどうかを調べることにした。

同紙によると、中国のビール製造業者はビールの沈殿物除去のため、人体に無害なシリカゲルやPVPPの代わりに、コストが数十倍安いホルムアルデヒドを使用しているという。

中国食品安全法は、ビール製造過程でホルムアルデヒド含有量が0.2ミリグラム/リットルを超えないよう基準値を定めているが、中国ビールの実際のホルムアルデヒド含有量はその6倍にのぼる1.2ミリグラム/リットルであることが調査で分かった。

中国醸造工業協会ビール分科の杜律君秘書長は「一部の高級ビールを除き、95%の中国産ビールにホルムアルデヒドが含まれている」と明らかにした。

これに関し、食品医薬品安全庁輸入食品課の柳成鉉( ユ・ソンヒョン)課長は「駐中韓国大使館や中国政府から公式的な通告はまだない」とし、「しかし報道の内容に信ぴょう性があると判断されただけに、今後輸入されるすべての中国産輸入ビールに対し、ホルムアルデヒド成分検査を追加するよう各地方庁に指示した」と明らかにした。

北京=劉光鍾(ユ・クァンジョン)特派員

金廷洙(キム・ジョンス)記者
2005.07.08 17:25:50