オキシライド乾電池で変形

banjo2005-07-11

以前、オキシライド乾電池のテレビCMを見た際の感想を書きました。
その時は、初期電圧が高い事で起こり得る不具合を危惧しておりました。
勉強不足だったのですが、1.7V の高い初期電圧はその後も続くらしいですね。

ところで、カメラのストロボはコンデンサーに電気を溜めて高電圧にしてから、放電管に流し、放電させる事で発光します。

以前の回路設計での想定はアルカリ電池程度でしょうから、電圧の高いオキシライド乾電池では電流が一気に流れ過ぎてコンデンサが発熱するのでしょう。

しかし、変形しちゃうとは、恐るべし、オキシライド。

ちなみに、ストロボを販売しているパナソニックでも、オキシライドを使える機種と使えない機種があるんですね。(http://panasonic.co.jp/lamp/west/oshirase/info040802.html)

キヤノンでは、乾電池が発熱、パナソニックでは本体が発熱するのだと...
微妙に内容が異なりますが、ナゼ?

http://dc.watch.impress.co.jp/cda/accessories/2005/07/11/1892.html

 キヤノンは11日、オキシライド乾電池をEOS用スピードライト(ストロボ)で使用した際、「オキシライド乾電池の発熱により変形することがある」と発表した。20回以上連続で発光した場合は、10分以上休止するよう呼びかけている。

 オキシライド乾電池は、オキシ水酸化ニッケル、新二酸化マンガン、新黒鉛などを採用し、単三形でアルカリ電池の約1.5倍の持続時間を実現した乾電池。松下電器から2004年4月に単三形、2005年4月に単四形が発売されている。

 キヤノンは2004年8月に、カメラアクセサリーのオキシライド電池対応状況を発表している。その際、スピードライト(ストロボ)については、「420EZ」、「300EZ」、「430EZ」、「ML-3」での使用において、アルカリ電池よりも初期電圧が高いため「不具合が発生する可能性がある」としていた。

 今回の発表は、上記以外のスピードライトにおいても連続発光すると、オキシライド乾電池の発熱によりスピードライトが変形する可能性があるというもの。連続発光は20回までとし、20回以上連続発光した場合は「10分以上休止してほしい」と告知している。